ウィーンの森と奇跡
先日、結婚式の出張撮影で富山へ行ってきました。朝、新潟から特急電車で出発。
帰りは翌日の朝一の高速バスで帰る予定でした。
撮影も無事終わり、夕ご飯を食べる為、富山駅近辺でお店を探す事に。夜も12時近くなっていたため、居酒屋以外どの店も閉まっていましたが(酒が苦手なため居酒屋は避けました)、唯一、営業しているレストランを発見しました。レストランというよりもどこか懐かしい喫茶店といった感じのその店の名は「ウィーンの森」。その外観と店の名前に魅かれ、中に入ってみる事にしました。お決まりの「カランコロン」という音のするドアを開けると、夜遅くにも関わらず大勢のお客さんがいました。
中央の空いてる席に座り、きのこスパを注文。初めての味なのに何故か懐かしい感じがしました。値段もリーズナブルでとても美味しかったです。

翌日、朝7:50分の高速バスに乗るため、少し早めに目覚める事にしました。切符はもう購入してあるから多少の余裕は許されるだろうか・・・などと考えてしまったせいか、二度寝を楽しんでしまいました。
しかし、ベッドから起きてアラーム時計を見ると・・・、一瞬目を疑いました。そしてまだ寝ぼけた頭が一気に真白になりました。何度も確認しましたが、デジタルの時計はくっきりと「AM8:30」と、映し出されていました。携帯電話の時計も「8:30」、机の上に置いておいた腕時計も「8:30」…
寝過した事を自覚するまでは何が何だか分からないような状態でした。それに持ち金は\3,000と少しの小銭。電車の切符は新潟まで\7,000。
やばいやばいと思いながらとりあえず近くのファーストフードで朝食をとりながらこの先どうするかを考えました。考える事約一時間。
と、ふとある事を思い出しました。そしてそれと同時に真白になった頭がようやく七色の光に変わりました。
―昨日、結婚式で新婦さんのお父様からご祝儀を頂いたのを思い出したのです―
スーツの上着の内ポケットにそれはありました。封筒の中をみると丁度\5,000。
そのおかげで何とか富山から帰ることが出来ました。そしてもう二度寝はしないと心に誓いました。
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